クリンチマウンテンは標高3000m越えの山で、栽培地域もリントンよりも比較的高く、ほとんどが1600m前後で栽培されています。
クリンチマウンテン周辺には昔からコーヒー生産者がたくさんいましたが、この地域のコーヒーとして販売されることは皆無でした。
近年生産者組合が数多く作られるようになり、その生産者グループの代表はとても若く、意欲的です。このALKO生産者組合も同じく、代表のスルヨノさんが約460世帯の農家をまとめ、彼らにスポットライトが当たるようなコーヒーを作りたいと設立しました。
品質管理も徹底的に行い、ロットごとのトレーサビリティにも注力しています。
その品質の高さから、欧米の大手バイヤーからの引き合いも多くなってきました。
今回のロットをメインで担当したのはGunung tujuh村でリーダーとして活躍するZakwanさんで、2haほどの農地で主にシガラルタンを育てています。
シェードツリーにはシナモンや、マンダリンオレンジ、カリアンドラを植えています。
剪定も定期的に行い、コーヒーの栽培管理をしっかりと行っている生産地です。
シェードツリーとして植えられているオレンジの木の下でゆっくりと育つコーヒーは、まさにオレンジのような、明るく甘さのある酸味が楽しめます。