イルガチェフェは「湿地と草原」という その語源の通り、年間降水量が比較的多く、水源に恵まれた地域です。
また、1日を通して寒暖差が大きく、コーヒー栽培に適した地域として、高品質コーヒーの生産において名高いエリアとなっております。
コケCWS(Coffee Washing Station)はイルガチェフェ県コケ・ケベレ町に由来した名で、丘の中腹に位置するコケCWSの上下でコーヒーが生産されております。
今回はその中でもアナエロビックプロセスを経たコーヒーをご紹介します。
コケCWS周辺の800世帯の小規模農家にて収穫されたレッドチェリーは選別の後、酸素が遮断された完全密封のステンレスのタンクに貯蔵されます。
その後、気温や天候にあわせて48〜144時間の発酵を経ることでCO2が蓄積され、その過程の中で独特の風味を持ったコーヒーへと変化していきます。
ナチュラルのアナエロビックらしいベリー感と、イルガチェフ特有のフローラルなフレーバーが上手く共存しています。(2021-2022crop)