マルセリーナさんは、亡くなった父親から1ヘクタールの土地を受け継ぎました。
マルセリーナさんがその土地にはじめに植えたのは、大豆や落花生などの作物でした。
ちょうどその頃、2007年に彼女の住む県のプランテーション・オフィスよりアラビカコーヒー拡大プログラムの話があり、ラダバタ村に農家さんの集団組織を結成しました。
その80%が女性でした。
標高もコーヒーの栽培に適していたこともあり、それぞれの土地をコーヒー農園へと変えていきました。
2013年の収穫以降、コーヒーの価格が下落を続け、元のように豆類の栽培に戻そうと考えましたが、政府やNGO、コーヒー愛好家のみなさんによる動機付けや、交流、話しあいなどのおかげで、コーヒー栽培の継続を決心し、コーヒー生産の改善に力を注ぎました。
価格が上がらなかった頃も、あきらめることなくトレーニングに参加し、コーヒーについて様々なことを学び、情熱を注いでいます。
苦労や苦い経験もありましたが、コーヒーは生活を支えてくれる大切な収入源でもあり、インスピレーションや経験、関係性から得たものは多いそうです。
これからもコーヒーを育てていきたいと語ります。
「COEの参加者となることで、世界中のコーヒー愛好家のみなさんに、私のコーヒーを知ってもらい、愛されるようになってもらえたら…」と、マルセリーナさんはいいます。
〜Indonesia COE 2021〜
インドネシアで2021年、アジア圏のコーヒー生産国で初となるCOEが開催されました。
インドネシア特有のフレーバーを持ったユニークなコーヒーなどバラエティに富んだ様々なコーヒーが出品されました。
こちらの商品は「15Kgアルミバキュームパック」です。